2015年6月18日木曜日

レポート&感想「戦国無双の刀剣展 in 上田」その2

5/30に「戦国無双の刀剣展 in 上田」を観てきましたので、
画像と文章によるレポート&感想記事を綴っています。
その2と題しましたこの記事では、
戦国無双のコラボ作品に焦点を当ててご紹介します。
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戦国無双4 (通常版)

戦国無双4 (通常版)

  • 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
  • メディア: Video Game

以前の記事はこちら。
【特別展「戦国無双の刀剣展」in 上田の前売券】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-05-25
【上田に行ってきました!】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-06-02

【レポート&感想「戦国無双の刀剣展 in 上田」その1】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-06-17


展示室内及び展示品の写真撮影・ブログ掲載は許可されています。
記事中の全ての画像の転載・転用を禁じます。

私は西軍贔屓で、戦国無双で特に好きなキャラクターは佐和山主従です。
(石田三成+島左近)
勿論、真田兄弟も大好きですヽ(o・ω・o)ノ


————

入場時に戴いた展示目録によると、
展示品は全部で二十一点、
そのうち九点が戦国無双のコラボ作品(武器)でした。

作品の説明については、
展示品に添えられていた説明(パンフレットに掲載されている文章)の一部を
引用しています。



まずは真田幸村の十文字槍。
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十文字槍の製作方法は既に失われており、
今回は、刀匠さんたちの研究会にて提示された幾つかの案を元に
作られたそうです。

戦国無双と言えば真田幸村、
真田幸村と言えば十文字槍……ということで、
展示室の中で最も目立つ場所に置かれていた作品です。
見た瞬間、「あぁ、幸村の槍だー!!!」と感動しました。
興奮で、胸も目頭も熱くなりました。
二次元が元とはいえ、作ってくださった方の想いも、
使う人(戦国無双の真田幸村と、ゲームのプレイヤーである私たち)の想いも、
乗るこの武器には、
史実的価値を持つものとはまた違った意味で
胸にずしっとくる重い武器だと思えました。



幸村の隣に展示されていた、真田信之の直刀(双刃刀)。
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左右の刀身に溝が彫り込まれており、
それぞれ赤と青の漆によって色を付けられています。
刀匠さんにより、阿鬼・吽鬼と命名されたそうです。
(「阿吽(あうん)」ですね)

お兄ちゃんこと信之さんの双刃刀です。
上記の通り、私は殿(石田三成)が好きなので、
当然、彼の鉄扇を一番の目当てとしていたのですが、
実際に一通り見てみた後は、
幸村の十文字槍と信之さんの双刃刀が特に気になりました。
更に言えば、一番惹かれたのはこの後者でした。
とにかく美しいんです……!
見愡れてしまいました。

信之さんがどんな思いでこの刀を持って、
弟の幸村と対峙したかと想像すると、
あくまでゲームとはいえ泣けてきました。



綾御前の大薙刀。
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今回は戦国無双4に出てくる武器が再現されていますが、
綾様の場合は戦国無双3の武器でした。
(4における彼女の得物は杖)

大関ヶ原展にて徳川家康が使ったという薙刀を観たのを
思い出しました。
その家康のも、この綾様のも、
一般的によくイメージされる「女性が使うもの」と違い、
殺傷能力が高そうな、無骨な武器でした。



森蘭丸の大太刀。
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刃の長さが160センチ以上だそうです。

戦国無双における蘭丸は、
攻撃する際の動きがもっさりしていると感じられることから、
私にはちょっと使い辛いのですが、
こうして実際に武器を見てみたことで、嫌でも納得できました。
こんなに長いものを振り回すなら、
攻撃する際の速度が遅くなるのは当然です。

それと、私は刀剣乱舞(とうらぶ)も遊んでいますので、
狭い路地を駆け抜ける京都マップにて大太刀が不利だというのも、
実感できました。
大太刀でこれなら、敵とはいえ、
本来、槍はもっと不利になるよねとも思いましたww



前田慶次の単鉤型鉾(二又矛)。
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コラボ作品であるにもかかわらず、
全く似ていない武器が展示されていたのは、
そのまま作ると銃刀法違反になるからだそうです。

作れないものをわざわざ選んだ意図が分からないのですが、
せっかく慶次の矛を名乗っているのに全く似ていないのは
とても残念でした。
とはいえ、刀身の美しさは見事の一言で、
特に鉤の部分(二つに分かれた短い方)は興味深かったです。



本多忠勝の大笹穂槍(大槍・蜻蛉切)。
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こちらもコラボ作品という名目でしたが、
ゲーム中に出てくる武器ではなく、
本物の蜻蛉切を模して作られたものでした。

蜻蛉切については、大関ヶ原展で本物を観た後でしたので、
最初に思ったことは「うわ、そっくり!」でした。
ただ、大関ヶ原展での展示方法が素晴らしかったので
(穂先を上にした縦の状態で展示し、
刀身の裏にある梵字がよく見えるよう、後ろに鏡を置いた)
見映えの点で普通だったのが、ちょっと残念でした。



加藤清正の片鎌十文字槍(片鎌槍)。
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清正の武器も実物が現代に残っており、
ゲームに出てくる彼の片鎌槍は、
それを派手な感じに変えたものです。
今回は、その実物を参考にして製作したそうです。

ゲームで出てくる清正の片鎌槍は、
その鎌の部分が非常に大きく、印象的でしたので、
私は「片鎌十文字槍」という文字を見るまで気付かなかったのですが、
槍の形での区別というか、作り方の点では、
幸村の十文字槍と同じなんですね。



大本命の石田三成の鉄扇。
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期待していた通り、非常に美しい扇でした。
螺鈿細工だと思うのですが、梁がきれいで眼福でした。

一番驚いたのは、この扇の重量が五キロ強もあったことです。
他の武器より重いww
殿ってばなにげに筋力あるのね……とか思いましたww
妄想が滾る滾る(*`ω´)-3



最後は大谷吉継の采配(仕込采配)。
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上記の殿の鉄扇で興奮しすぎたせいか、
吉継さんの采配ではもう気力が残っておらず、
記憶もあまり残っていません……すみません。
武器というより、立派なはたきに見えてしまうのは
お約束でしょうか。



コラボ武器以外の展示品も、写真撮影が可能でした。
なるべくその武将にゆかりのある品が選ばれているようで、
たとえば、
藤堂高虎のパネルの前には津藩藤堂家伝来の鞍が、
伊達政宗と片倉小十郎の前には宇和島藩伊達家伝来の具足が
……といった感じで展示されていました。
こちらはパンフレットに掲載されていません。



売店で買ったものです。
パンフレットとクリアファイル。
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手前に置いたのは、前売券の特典として貰えたポストカードです。
二種から一つを選べました。



パンフレットもご紹介しておきます。
売り物ですので、中のページにはぼかし加工を施しています。
売店では見本が置かれていて、中身を確認することができます。
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戦国無双のコラボ作品のみが掲載されています。
一つの武器につき、見開きで計四ページ。
最初の見開き二ページでは、コラボ武器の写真のみ。
次の二ページでは、
その解説(展示品に添えられた説明文)や、見どころの写真、
そして、その武器を持つ武将の紹介がなされています。


展示室の中では写真撮影が許可されていますが、
フラッシュを使うことができませんので、
是非、手元に一冊置かれることをお勧めします。
売店だけの利用であれば、入場券は必要とされませんので、
もしお知り合いが会場近郊にお住まいであれば、
これだけでも代理で買ってきてもらうと良いかもしれません。



こうして改めて画像を整理し、文章を書いているだけでも、
真田幸村・信之兄弟の武器を最初に観た瞬間の興奮が蘇ってきます。
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まさに感無量でした。
一度でも観られて幸せでした。

上田は、私が住む土地からはそう簡単に行けないのですが、
機会があれば再び観たいと思っていますし、
次回以降の会場でも、可能なら行ってみたいです。

この企画に関わってくださった方々に感謝します。
ありがとうございました。



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source : さくらもちモチ