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2016/04/22 19:48:09
茶漬けにまつわる儀礼
茶漬けは京都弁でぶぶ漬けとも呼ばれるが、京都で他人の家を訪問した時に「ぶぶ漬けでもいかがどすか」と勧められたり出されたりした場合、たいていは暗に帰宅を催促しているという話も存在する。ただ、現代の京都においてはそのような風習は見られず、大正時代創業の京都市中京区にある茶漬けで知られる飲食店「丸太町十二段家」3代目店主・秋道賢司は「実際にそういう人に会ったことがない」と語っている。江戸時代の小噺にそのような噺が見られ、創業300年の香老舗「松栄堂」社長の畑正高は「京都の者が茶漬けを良く食べることを、大阪の者が風刺して創作したのでは」と見ている。ただし関西外国語大名誉教授の堀井令以知は「祖母が挨拶として使っていた」と述べており「確たる史料、文献は見たことがないが、
江戸から明治ごろには日常的に使われたと推測されます」としている。これに関連した小噺としては江戸時代の「一のもり」(安永4年、1775年)に収録された『会津』が元々の噺のようで、十返舎一九の「江戸前噺鰻」(文化5年、1808年)には『茶漬』として紹介されている。大阪では天保年間(1830 - 1844年)のネタ帳に『京の茶漬』として記載がある。原本は江戸のものであるが、題目としては有名でなかった噺のためか演目記録は少なく、戦前期の新聞雑誌等での紹介も少ない。桂米朝が同演目を復興させたことにより、そのような文化とともに「京の茶漬け」「京のぶぶ漬け」が広く知られるようになった。
引用元:茶漬け - Wikipedia
source : 刀剣乱舞ニュース速報